サスティナブルなコーヒーが香る部室

学生たちが授業を終えた午後、ある部室からコーヒーの良い香りが漂います。

千葉県柏市の麗澤中学・高等学校で、2020年に設立されたSDGs研究会"EARTH”は、中高合わせ現在約60名の部員が学内外で広く活動する部活です。

SDGsとは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称で、SDGs研究会"EARTH”は、SDGsの17の目標達成のためフェアトレードの推進をはじめ、レモネードスタンドによる小児がん支援、海洋汚染問題改善へ向けた取り組みなど、様々なソーシャルアクションを起こしています。中でも代表的な取り組みとして注目されているフェアトレードコーヒーのドリップバックは、学生が商品開発から販売まで携わっています。

特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパンのフェアトレードで取引された東ティモールのコーヒー豆を使用し、その豆を地元千葉県柏市の「自家焙煎珈琲 茶珈香」で焙煎しています。顧問の瀧村尚也先生が元バリスタの経験を活かし、監修することで商品のクオリティも本格的な仕上がりです。パッケージデザインは部員以外の学生たちも携わり、学生と先生、民間企業との連携でサスティナブルな商品が完成しました。この商品は、一般社団法人ソーシャルプロダクツ普及推進協会が主催する「ソーシャルプロダクツ・アワード 2022」※で高く評価され、学校法人として初のソーシャルプロダクツ賞を受賞しています。

※ソーシャルプロダクツとは 「エコ(環境配慮) 」や「オーガニック」、「フェアトレード」、「寄付つき」、「地域や伝統に根差したもの」など、人や地球にやさしい商品・サービスの総称で、購入者が持続可能な社会づくりに関する行動や団体とつながることができるものです。

SDGs研究会"EARTH”の特徴の1つは、学校から部費の支援をあえて受けず活動を続けていることです。部員が学外イベントやオンラインショップで売り上げた収益は、全て部活動の活動費や寄付へ使われています。この部活動モデルを全国の学校へ持続可能な取り組みとしてチャレンジしてもらえるように、情報発信にも力を入れています。

新しく企画れさた海洋汚染問題改善へ向けた取り組みは、部員の1人がフィリピンに打ち上げられたくじらの胃の中から約40キロのプラスチック袋が見つかったニュースを見たことをきっかけにはじまりました。さらに海洋汚染について調べていく中で、クジラだけではなく多くの生き物がプラスチックによって命を落としてしまうことを知り、具体的な改善へ向けビーチクリーン活動の実施や、清掃に役立つアプリケーションの発案など精力的に活動しています。

「やってみたい」というたった一人のアクションから始まったSDGs研究会"EARTH”は、「今、私たちにできること」をスローガンに活動を続けています。



麗澤中学・高等学校

WEB / IG /  YOUTUBE / ONLINESHOP

〒277-8686 千葉県柏市光ヶ丘2-1-1

中高一貫教育の私立中学校・高等学校

GOODDAYS

ソーシャルグッドな取り組みを発信するWebマガジン 環境問題への取り組みを中心に活動する個人から企業まで幅広く取り上げています。