未来の子どもたちにきれいな海を
「海洋ゴミを全て回収することは難しい。でも1%でも防ごう」熊本県を拠点に、海洋汚染問題の改善に向けたサービスを提供する株式会社SUSTAINABLE JAPAN。
みなさんは海洋ゴミを回収する「SEABIN(シービン)」をご存知でしょうか。SEABINは、オーストラリアの社会貢献事業として2人のサーファーが開発した海洋ゴミ自動回収システムです。浮遊するゴミを集めながら上下に稼働することでゴミを吸い込み海水をろ過する仕組みで、水流が穏やかな環境であればどこでも設置できます。
1台の稼働で最大20kgのゴミが回収でき、2mm超の極小プラスチックやオイルも取り除くことができます。
現在はオーストラリアやヨーロッパを中心に、39ヶ国で約860台設置されていますが(2021年時点)アジアにはまだ少なく、日本は江ノ島や熊本など4カ所ほどです(2020年10月時点)。
株式会社SUSTAINABLE JAPANは、SEABINを国内に普及させるため販売リース事業を中心に行っています。熊本県内の水俣市丸島漁港と宇城市松合漁港で実証実験を実施し、丸島漁港では17日間稼働で総重量42.84kg、松合漁港では16日間で60.95kgのごみを回収することができました。熊本市廃棄物計画課と共に江津湖のマイクロプラスチック調査を行うなど地元行政、住民、漁業関係者も連携し取り組みを進めています。未来の子どもたちにきれいな海を届けるため、日本各地の海でSEABINが活躍する日がすぐそこに。
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